NTPによるサーバーの時刻合わせ

NTPでサーバーの時刻合わせをします。

ntpは大体標準でインストールされてると思うので、設定だけを紹介します。
入ってなかったら、RPMで入れちゃって。

ntpは常時立ち上げといて、サーバーの時刻のずれを監視、修正してくれる場合と、コマンド打ち込んで、いきなり時刻を合わせる方法があります。デーモンとして常時起動する場合は、時刻が大幅にずれていても、いきなり合わせることはなく、徐々にあわせてくれます。

なので、サーバーを新規に立ち上げた直後にコマンドで一発あわせで、そのあとはデーモンとして、ずれを監視していくのがいいかと。

手動コマンド


現在の時間の確認
# date
土 4月 12 12:24:44 JST 2003
 
ntpが起動している場合は止めとく
# /etc/init.d/ntpd stop
 
時刻合わせ
# ntpdate 133.100.9.2
 

時刻合わせは

ntpdate ntpサーバー名もしくはIP

で、いけます。

主なntpサーバーをまとめました。
サーバー名 IP
clock.nc.fukuoka-u.ac.jp 133.100.9.2
clock.tl.fukuoka-u.ac.jp 133.100.11.8
eric.nc.u-tokyo.ac.jp 130.69.251.23
gps.kek.jp 130.87.42.34
cesium.mtk.nao.ac.jp 133.40.40.133

ntpサーバー上記以外でもたくさんあります。

次に、デーモンとしての設定を紹介します。
デーモンとして起動する場合は、ntp.conf を設定するだけです。

/etc/ntp.conf


server 133.100.9.2
server 130.69.251.23
#server 127.127.1.0 # local clock
#fudge 127.127.1.0 stratum 10
 

まず、もともと記述してある、
server 127.127.1.0 # local clock
fudge 127.127.1.0 stratum 10

をコメントアウトします。
これは、このサーバー自体をntpサーバーにする場合の設定なので、要りません。

そいで、serverを新たに追加します。
server 133.100.9.2
server 130.69.251.23

server はいくつでも書けます。

これで、ntpデーモンを起動すれば完了
# /etc/init.d/ntpd start

ちなみに、ntp は udp のポート123を使うので、ファイアーウォールの設定がしてある場合は開けてやります。
iptables -A INPUT -i eth0 -p udp --dport 123 -j ACCEPT