WAVファイルを鳴らす

音を鳴らすためにはまず、winmm.lib というライブラリをリンクしなければなりません。
以下は、VC++の機能を使ってリンク時にリンクする方法です。

 1 メニューバーの「プロジェクト」の「設定」を選択
 2 左上にある、設定の対象 ファイルが、Win32 Debugになっていることを確認する
 3 右側の「オブジェクト/ライブラリモジュール」と書いてある場所にwinmm.lib と打ち込む
 4 左上の設定の対象をWin32 Release に変更して同じく winmm.lib を設定する
 5 OKボタンを押す。

という手順です。

次に「rpgView.cpp」(プロジェクトの名前が「rpg」の場合。違う場合は違うXXXView.cpp という名前になってるはず)の始めの方に、

 #include <mmsystem.h>

の1行を追加します。
ほかのインクルードファイルの下にいれればいいでしょう。
これで音を鳴らす準備が整いました。

試しにキーハンドルで、キャラクタを右に動かす時に音を鳴らしてみます。

 sndPlaySound("bells.wav",SND_ASYNC);

の1行を追加します。

bells.wav というのはウィンドウズのディレクトリにあるファイルです。
ここを好きなファイル名に変えれば好きなWAVを鳴らせます。

しかし、今すぐ鳴らしてはいけません。
デストラクタに以下の1行を追加してください。

 sndPlaySound(NULL,SND_ASYNC);

これはWAVを止めるための命令です。

WAVが鳴っている最中にアプリを終了すると、音が止まらなくなります。
それどころか、システムによってはハングしてしまいます。
したがって、デストラクタで念のため音を止めてやります。
これで実行準備ができました。
実行してみましょう。

ちゃんと音はでましたか?
出ない場合はスピーカを確認してもう一度。