C++解説書はいつ読めばよいか
C++の解説書を読んでいるとある傾向があるのに気が付きます。
それは、C++を理解してから読むとおもしろい、という傾向です。
これはなんなんでしょうか。
初心者向けの本でもそういうのが多いのです。
オブジェクト指向というのはCのように抽象的な言語に比較すると、より現実に近い表現であるといわれていますが(内輪だけでしょうか?)理解するのに時間がかかるようです。
しかし、その概念を理解すると世界が広がるような気がします。
逆にC++の概念を利用して現実のいろいろな現象を説明することができるのですね。
たとえば、ラジカセは、ラジオとカセットレコーダを多重継承したものだ、とか遺伝子は人クラスだよなーとか。
人クラスのインスタンスが人間だ、とか。
人クラスのデストラクタは日本では火葬で実装している、とか。
いろいろなC++の解説書は、世界が広がった人が書いているのでやはり同じく世界が広がった人が読むと理解しやすいということなんでしょう。
でも初心者向けにそれでは困るのですが。
その壁を乗り越えるかどうかが、オブジェクトプログラミングの世界に入れるかどうかの分かれ目なんでしょうね。